君の嘘を見破れるようになった瞬間から僕の瞳は腐ったように君を探したように思えた、
↓
君はどうしても見つからない。 → 序章しか訪れない。 → 愁傷すら溶かせない。 → あの玄関に入った。
裸足の足は触れない。 → 海の体温は死なない。 → 罵声は響かない。 → あの階段を上った。
手は阻めない。 → 軸は歪まない。 → あの背中は喋れない。 → 痺れた海を叩けない。 → あの廊下に彷徨った。
あの階段を壊せない。 → 過ぎ去った廊下は歩けない。 → 君の底で死にたい。→ 扉の向こうに君は、いない。
きみの悲鳴を聞き逃したんだ!!
(骨を見つけた木曜日には、君の遺書は燃えてしまっていたよ)
(ああ、ぼくがあのとき君を殺していれば、君は、)
(でも、やっと、見つけた )
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