渇ききった唇を怨むこともなかった。


愛されないことを嘲笑ったこともなかった。


さよならと言われない彼は滑稽だ。


溢れる光を手に掴んだこともなかった。


道路の淵に溺れることもなかった。


きみのひとみを喰いちぎることもなかった。


一人芝居に夢見たきみを素敵だと思った。


堕ちてくる夕日を殺したいと思った。


冷たい体温しかくれないきみの体温が知りたかった。




ねぇ、いま、どこにいるの?










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